myfans 完全ガイド

myfansの全年齢枠で続ける|グラビア・コスプレなど成人向けなしの使い方と規約の線引き

公開
執筆
菊池 ゆり

この記事の要約 / 読了時間:約14分(約5,600字)

myfansはクリエイター登録のときに「全年齢」「一般アダルト」「ゲイ・BL」から区分を選び、後から変更できません。全年齢枠で認められるのは「セクシー」「グラビア」の範囲までで、隠す方法は不透過のステッカー等だけ、モザイクは使えません。違反すると投稿の非公開化や警告、繰り返せばアカウント停止の対象です。全年齢枠だけで活動する人に風営法の届出が要るかは公式に明記がないため、この記事では基準を並べたうえで確認先をご案内します。

本記事は非公式の解説です。運営会社・手数料等は 2026-09-24 に公式規約・特商法表記・公式ヘルプで確認しました(出典は末尾)。個別の判断は税理士・行政書士等の専門家にご相談ください。

myfans(マイファンズ)は、株式会社Riseが運営するファンクラブサイトです(出典 4)。成人向けの表現を扱わずに、写真や日常の発信だけで続けたい人もいるはずです。この記事では、そうした人のための「全年齢枠」について、公式ヘルプと利用規約から読み取れる線引きを整理します。サービス全体の仕組みはmyfans 完全ガイドにまとめています。

myfansの全年齢枠とはどんな区分か

最初に押さえておきたいのは、全年齢枠が「投稿ごとに選ぶ設定」ではなく「登録のときに決める区分」だという点です。ここを知らずに登録を進めると、後から困ることになります。

① 登録時に3つの区分から選ぶ

公式ヘルプによると、クリエイター登録の際に「全年齢」「一般アダルト」「ゲイ・BL」のいずれかを選び、この区分は後から変更できません。また、一度完了したクリエイター登録は差し戻しができないとされています(出典 2)。登録の流れはmyfans の始め方で順を追って説明しています。

全年齢向けガイドラインには、R-18に相当する表現は所定の手続きを経て成人向けとして投稿する、という案内もあります(出典 1)。ただ、全年齢で登録した人がその手続きをどう進めるのかは、今回確認した公式ヘルプの範囲では読み取れませんでした。将来の方向性に迷いがあるなら、登録前に運営へ問い合わせて確かめておくと安心です。

② 成人向けに限らない発信を想定したサービス説明

myfansのトップページは、自らを「推しとつながるファンクラブ」と紹介し、オフショットやSNSで未公開の写真、水着写真などを発信できる場として説明しています(出典 3)。この説明を読む限り、成人向けに限らない発信も想定したサービスだと編集部は受け止めています。

③ 18歳未満は区分にかかわらず利用できない

全年齢枠であっても、18歳未満の人は利用できません。18歳であっても高校生の人は利用できないと公式ヘルプに明記されており、利用規約でも未成年の利用は認められていません(出典 4・7)。「全年齢」はファンの年齢層を広く想定した区分であって、クリエイター側の年齢要件がゆるむわけではない点に注意してください。

全年齢向けガイドラインが引く線

全年齢枠でどこまで表現できるかは、公式ヘルプの「全年齢向けガイドライン」に定められています(出典 1)。ここでは、その要点を項目ごとに見ていきます。

① 許されるのは「セクシー」「グラビア」まで

ガイドラインは、全年齢枠で「セクシー」「グラビア」といった範囲の表現は許容するとしています。一方で、特定の部位の露出や、性的な行為・それに類する表現など、ガイドラインが列挙する項目は全年齢枠では認められていません(出典 1)。どの項目が対象になるかはガイドライン本文に具体的に書かれているので、投稿を始める前に一度通して読んでおくことをおすすめします。

② 隠すならステッカー、モザイクは使えない

見落としやすいのが隠し方のルールです。全年齢枠では、モザイク処理(タイル・ぼかしを含む)は使えません。隠す必要がある場合は、不透過で肌と区別できる色のステッカー等に限られています(出典 1)。

これは成人向けの区分で求められる隠し方とは逆の扱いです。利用規約第12条2項は、一定の部位をモザイク等で隠すことを求めており(出典 4)、一般アダルト・ゲイ/BL向けのモザイク処理ガイドはタイル状の処理を基本としています(出典 6)。「モザイクをかければ大丈夫」という感覚は全年齢枠では通用しない、と覚えておいてください。

③ 違反すると非公開・警告・停止の対象に

ガイドラインに反する投稿が見つかった場合、投稿の非公開化・削除や警告の対象となり、違反を繰り返すとアカウント停止になるとされています(出典 1)。ファンとの関係を長く保つためにも、迷う写真は投稿しないという判断基準を持っておくと安心です。

あわせて、利用規約第12条4〜5項は、禁止されたコンテンツの疑いや通報があった場合に、運営が届出書や出演契約書などの提出を求めることがあり、提出しなければ削除や提供中止の対象になると定めています(出典 4)。全年齢枠だからといって書類の備えが不要になるわけではない、という点も頭に入れておきましょう。

全年齢枠で続けやすいジャンルの考え方

ここからは編集部の見立てです。ジャンルごとの売れ行きやクリエイター数について、公式に公表されたデータはありません。あくまで「全年齢枠のルールと相性がよさそうな発信」の例として読んでください。

① 写真・コスプレ・暮らしの発信を軸にする

グラビアやコスプレの写真、フィットネスの記録、料理やメイクの手順、ASMRの音声などは、ガイドラインの範囲に収めやすい発信だと考えられます。露出の度合いで差をつけるのではなく、撮影の裏側や衣装づくりの過程、練習の記録のように「ここでしか見られない過程」を特典にすると、全年齢のルールの内側でも会員向けの価値を組み立てやすくなります。成人向けの表現に頼らない発信の組み立て方は、ライブチャットの記事ですがノンアダルトで続ける会話術と収入の伸ばし方が参考になります。ノンアダルトという考え方そのものは、プラットフォームが違っても共通する部分があります。自宅で撮る写真の工夫はスマホで反応が変わるプロフィール写真の撮り方も参考にしてください。

② キャラクターや楽曲の権利に気をつける

利用規約第12条1項は、第三者の権利を侵害するコンテンツや、権利処理のない楽曲の演奏・歌唱などを禁止しています(出典 4)。コスプレで既存のキャラクターを扱う場合や、BGMを使う場合は、著作権の観点から権利者が公表している方針を確認してから投稿しましょう。コスプレの扱いについてmyfans独自の基準は、今回確認した範囲では見当たりませんでした。

③ AIで作った画像を使うときの条件

2026年9月16日付けのAIコンテンツガイドラインでは、生成AIで作ったコンテンツの投稿自体は禁止されていません。ただし、未成年と受け取れる描写(架空やイラスト風のものも含む)、本人の同意のない実在人物、実写と偽った販売、品質が著しく低いものなどは禁止で、違反時は削除や売上の保留・没収、機能制限、停止の対象になります(出典 5)。利用規約第12条1項7号にも、同意のない実在人物を識別できるAI作成物などの禁止が定められています(出典 4)。

全年齢枠と風営法の関係を整理する

ファンクラブサイトで収入を得るとき、気になるのが風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)の届出です。ここでは、公式ヘルプと警察庁の通達に書かれている事実だけを並べます。

① ヘルプの届出案内は「専ら」成人向けが対象

myfansの公式ヘルプは、専らアダルトコンテンツを取り扱う場合は原則として映像送信型性風俗特殊営業の届出が必要とし、クリエイター各個人での届出を求めています(出典 9)。全年齢枠だけで活動する人の扱いを明記した箇所は、2026年9月24日の確認では見つかりませんでした。

② 法律と通達が示す一般的な基準

風営法第2条第8項は、映像送信型性風俗特殊営業を、専ら、条文が定める性的な映像を、電気通信設備で客に伝達して見せる営業と定めています(出典 10)。警察庁の解釈運用基準(2026年7月1日付け)は、「映像」には静止画と動画の両方が含まれること、「専ら」はおおむね7割ないし8割程度以上をいい営業者の意図と営業の実態で判断すること、通常の水着姿は条文が定める脱衣の姿に当たらないことを示しています(出典 11)。

③ 「全年齢なら届出不要」とは言い切れない

上の基準はあくまで一般論です。全年齢枠の個々の投稿がこれに当たるかどうかの当てはめは、公式ヘルプにも通達にも直接の記載がなく、編集部では判断できません。「全年齢だから届出は不要」と決めつけず、不安があれば管轄の警察署(公安委員会)や行政書士に相談してください。届出の流れはmyfans と風営法の届出、サービスの安全性の検証はmyfans は違法?安全性の検証で詳しく扱っています。

他のファンクラブサイトの全年齢の扱い

全年齢で活動する場所を比べるときは、区分の決め方と変え方を見ておくと整理しやすくなります。2026年9月24日に各社の公式ヘルプで確認した内容は次のとおりです。

サービス全年齢の扱い
myfans登録時に区分を選び、後から変更できない(出典 2)
Fantia(ファンティア)「全年齢」のブランドがあり、ファンがアカウント設定で成人向け投稿の表示・非表示を切り替える(ブランドは出典 16、表示の切り替えは出典 12)
pixivFANBOX(ピクシブファンボックス)R-18を投稿しない設定の手数料は支援額の10%、投稿する設定は12.9%(2025年9月1日から)。R-18設定から全年齢設定への変更は2025年8月25日から事務局への依頼制(料率は出典 13・14、全年齢への変更の依頼制は出典 14)
Ci-en(シエン)月額プランの手数料は全年齢10%、R-18は13%(税込相当)(出典 15)

pixivFANBOXとCi-enは、全年齢のほうが手数料が低い設定になっています。pixivFANBOXでは、月の途中で設定を変えた場合、変更した時刻の前後で料率が分かれるとされています(出典 13)。区分の変え方がサービスごとに違うので、「あとで変えればいい」と考えずに、始める前にそれぞれのルールを確かめておくことが大切です。各社の手数料や振込の条件を横に並べた比較はファンクラブサイト4社の比較をご覧ください。

全年齢枠で長く続けるための準備

最後に、全年齢枠で始める前と始めた後に確認しておきたいことをまとめます。区分を後から変えられない以上、準備の段階でどこまで決めておけるかが大切です。

① 始める前に決めておくこと

・全年齢枠で続けるのかを登録前に最終確認する(区分は後から変更できない・出典 2)
・共演者や写り込む人がいるなら、撮影・公開・販売について全員の同意を取る(出演同意書等の提出を求められることがある・出典 8)
・AIで作った素材を使うなら、AIコンテンツガイドラインの条件を読んでおく(出典 5)
・迷う写真は投稿しないという自分ルールを決めておく

投稿のたびに迷わないよう、「この写真はガイドラインのどの項目に照らして問題ないと言えるか」「隠している箇所はステッカー等になっているか」「写っている人やキャラクターの権利は確認したか」の3点を、公開ボタンを押す前の確認項目にしておくのもひとつの方法です。確認項目を決めておけば、忙しい日でも判断がぶれにくくなります。

② 収入と身バレの準備も並行して

全年齢枠でも、収入が出れば税金の手続きが必要になる場合があります。確定申告の考え方はmyfans の確定申告で整理しています。また、成人向けの表現をしないことと身元が知られないことは別の問題です。顔出しの有無や写り込みの対策はmyfans で身バレしない設計や、顔出しなしで稼ぐ方法も参考にしてください。発信の内容をどこまでにするか迷うときは、配信内容のレベルを決める判断基準の考え方も役に立ちます。

よくある質問

マイファンズの全年齢枠から、あとで成人向けに変更できますか?

公式ヘルプでは、クリエイター登録時に選ぶ「全年齢/一般アダルト/ゲイ・BL」の区分は後から変更できないとされています(2026年9月24日確認)。将来の方向性に迷いがあるなら、登録前に運営へ問い合わせて確かめておきましょう。

全年齢枠でモザイクを使えますか?

使えません。全年齢向けガイドラインでは、タイルやぼかしを含むモザイク処理は使用不可で、隠す場合は不透過で肌と区別できる色のステッカー等に限られています。成人向けの区分で求められる隠し方とは扱いが逆なので注意してください。

水着やグラビアの写真は全年齢枠で投稿できますか?

全年齢向けガイドラインは「セクシー」「グラビア」といった範囲の表現を許容するとしています。ただし、ガイドラインが列挙する露出や表現の項目に当たるものは投稿できません。迷う写真は投稿前にガイドライン本文と照らし合わせてください。

全年齢枠だけなら風営法の届出は不要ですか?

公式には明記がありません。公式ヘルプが届出を求めているのは「専らアダルトコンテンツを取り扱う場合」で、全年齢枠の扱いは書かれていません(2026年9月24日確認)。不安があれば管轄の警察署や行政書士に確認してください。

AIで作った画像は投稿できますか?

条件付きで可能です。2026年9月16日のAIコンテンツガイドラインは投稿自体を禁止していませんが、未成年と受け取れる描写、本人の同意のない実在人物、実写と偽った販売、著しく低品質なものなどは禁止しています。

出典・確認日

本文の(出典 N)は下の番号に対応します。確認日はすべて 2026-09-24 です。

  1. myfans 公式ヘルプ「全年齢向けガイドライン」 — https://support.myfans.jp/hc/ja/articles/16034696194831(確認日 2026-09-24)
  2. myfans 公式ヘルプ(クリエイター登録・本人確認書類) — https://support.myfans.jp/hc/ja/articles/4406276357519(確認日 2026-09-24)
  3. myfans トップページ — https://myfans.jp/(確認日 2026-09-24)
  4. myfans 利用規約(株式会社Rise)前文・第2条・第12条 — https://myfans.jp/terms(確認日 2026-09-24)
  5. myfans 公式ヘルプ「AIコンテンツガイドライン」 — https://support.myfans.jp/hc/ja/articles/17628506069263(確認日 2026-09-24)
  6. myfans 公式ヘルプ(モザイク処理ガイド) — https://support.myfans.jp/hc/ja/articles/6010979969807(確認日 2026-09-24)
  7. myfans 公式ヘルプ(年齢制限) — https://support.myfans.jp/hc/ja/articles/4404172878479(確認日 2026-09-24)
  8. myfans 公式ヘルプ(クリエイター登録要件・出演者同意の確認) — https://support.myfans.jp/hc/ja/articles/15403464605583(確認日 2026-09-24)
  9. myfans 公式ヘルプ(映像送信型性風俗特殊営業) — https://support.myfans.jp/hc/ja/articles/10140597174287(確認日 2026-09-24)
  10. 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律 第2条第8項(e-Gov法令検索) — https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000122(確認日 2026-09-24)
  11. 警察庁「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律等の解釈運用基準」(令和8年7月1日付け) — https://www.npa.go.jp/laws/notification/seian/hoan/hoantsutatu2/R080701kaisiyaku.pdf(確認日 2026-09-24)
  12. Fantia ヘルプ(成人向け投稿の表示設定) — https://help.fantia.jp/314(確認日 2026-09-24)
  13. pixivFANBOX ヘルプ(サービス手数料) — https://fanbox.pixiv.help/hc/ja/articles/360003726293(確認日 2026-09-24)
  14. pixivFANBOX 公式お知らせ(サービス手数料の変更) — https://official.fanbox.cc/posts/10007431(確認日 2026-09-24)
  15. Ci-en クリエイター向けヘルプ(プラットフォーム手数料) — https://help-creator.ci-en.net/hc/ja/articles/53391932922137(確認日 2026-09-24)
  16. Fantia 特定商取引法に基づく表記 — https://fantia.jp/help/law(確認日 2026-09-24)

「顔や体を見せる発信は、結局は成人向けに寄っていくのでは」と不安に思う人もいるかもしれません。今回、全年齢向けガイドラインを読み込んでみて感じたのは、myfansの全年齢枠には「ここまで」という線がきちんと文章で引かれている、ということでした。線が見えていれば、その内側で工夫する余地を自分で探せます。反対に、線がどこにあるのかを知らないまま始めると、投稿のたびに不安を抱えることになります。ルールを読むのは面倒に感じるかもしれませんが、それは自分の発信を守るための時間だと考えてみてください。

一方で、書きながら何度も立ち止まったのが、区分を後から変えられないという点です。始めるときの勢いで区分を選んでしまうと、あとで迷いが出たときに選べる道が限られます。だからこそ、登録の前に「私はこの場所で何を届けたいのか」を紙に書き出してみてほしいと思います。グラビアなのか、コスプレなのか、暮らしの記録なのか。方向が言葉になっていれば、全年齢のルールは窮屈な制限ではなく、発信の軸を守ってくれる枠になるはずです。

もうひとつ伝えたいのは、成人向けをやらないことと、安全であることは同じではない、ということです。写り込みや共演者の同意、キャラクターや楽曲の権利、AI素材の条件、そして税金や身バレの備え。全年齢枠を選んだ人にも、確認しておくべきことはたくさんあります。風営法の届出のように、公式にも答えが書かれていない問いもあります。わからないことを「たぶん大丈夫」で済ませず、専門家に聞くことをためらわないでください。

全年齢枠は、派手さで勝負する場所ではなく、積み重ねで信頼を育てる場所だと私は思っています。自分で決めた線を守りながら、長く続けられる発信を。この記事が、その最初の設計図づくりに役立てばうれしいです。

— Belle Work 取材ライター / 菊池 ゆり

この記事を書いた人

菊池 ゆり

取材ライター

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女性向けライフスタイル誌・キャリアメディアで取材ライター歴5年。これまでに100名以上の女性副業家・フリーランス・経営者への取材経験を持つ。Belle Work取材ライターとして、在宅副業(Webライティング・SNS運用代行・動画編集・ハンドメイド・物販等)、お金・税務・確定申告、副業女性のライフプラン設計などの実践的記事を担当。FP3級保有。「数字で考える」「データで判断する」スタイルで、副業女性たちが長期的にキャリア・人生を設計するための具体的なノウハウを発信している。

  • 取材ライター歴5年
  • 取材100名以上 / FP3級

専門領域在宅副業(Webライティング・SNS運用代行・動画編集等)/お金・税務・確定申告/ライフプラン設計

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