副業

UGC(ユーザー生成コンテンツ)

読み
UGCユーザーセイセイコンテンツ
更新

UGCとは

UGC(User Generated Content、ユーザー生成コンテンツ)とは、企業ではなく一般ユーザーが自発的に作成・投稿するコンテンツのことです。SNSの口コミ投稿、商品レビュー、体験談、ユーザーが自作したハッシュタグキャンペーン投稿などが典型例。広告と違い「リアルな利用者の声」として受け取られるため、購買意思決定への影響力が極めて高く、Stackla等の調査では「UGCは企業発信のコンテンツより約2.4倍信頼される」と報告されています。SNS時代のマーケティングで、最もコストパフォーマンスが高い「広告チャネル」として位置づけられ、多くの企業がUGC獲得・活用を経営戦略の中核に据え始めています。

UGCが生む3つの効果

UGCがブランドにもたらす主な効果は、①信頼性の向上(消費者は他の消費者の意見を最も信頼)、②ブランドコミュニティの形成(投稿者同士のつながり、ロイヤル顧客化)、③コンテンツ生成コストの削減(企業が広告を作らなくてもユーザーが自然発生的にコンテンツを生成)、です。マクロ視点では、UGCを意識的に取り込むブランドは、CVR(コンバージョン率)が平均1.5〜2倍向上し、サイト滞在時間も30〜50%伸びるという調査結果があります。とくに化粧品・ファッション・食品など「実体験ベースの判断」が重要なジャンルでUGCの効果が大きいです。

UGCを生み出す施策

ブランド側がUGCを生み出すための施策は、①独自ハッシュタグの設計(例:#〇〇のある暮らし)、②投稿コンテスト・キャンペーン(投稿者から抽選でプレゼント)、③公式アカウントでのリポスト(投稿者を取り上げる)、④商品体験会・モニター企画でレビュー投稿を促す、⑤コミュニティアプリ・ファンクラブの運営、⑥アンバサダープログラム、です。投稿者側のメリット(プレゼント、リポスト、コミュニティ参加権)と、ブランド側のメリット(コンテンツ獲得)が両立する設計が、長期的にUGCを生み続ける秘訣です。

UGCを活用する際の法的注意

UGCを企業が活用する際の法的注意点は、①著作権はあくまで投稿者にある(リポスト・広告流用には事前許諾が必要)、②肖像権・パブリシティ権の確認、③他社商標の写り込みリスク、④薬機法・景表法・ステマ規制違反のレビュー投稿のリスク、⑤投稿者へのインセンティブが「報酬」と認定されると広告扱いになる、です。リポストやWeb媒体への二次利用には、投稿者本人へのDMで明確な許諾を取り、必要に応じて「UGC利用同意書」を交わすのが安全です。許諾なしの無断使用は、損害賠償請求やSNSでの炎上に発展するリスクがあります。

UGCは、女性のSNS発信が「ブランドとの新しい関係性」を作る入口です。私が取材で多く見てきたのは、何気なく投稿した商品レビューが企業から「公式サイトで紹介させてください」と連絡が来て、そこからアンバサダー契約・有償案件・商品開発参加へと発展する事例。UGCは投稿者本人にとっても、ブランドへの愛着と発信力を表現する機会になります。私のおすすめは、①好きなブランドの商品を素直にレビュー投稿、②ブランドの公式ハッシュタグがあれば必ずタグ付け、③投稿後にブランド公式アカウントへ「タグ付けしました」とDMで一報、④紹介された場合はストーリーズで再シェア、の4点。これで「リポスト→アンバサダー候補」のルートに乗りやすくなります。逆に、ブランド側として注意したいのが、UGC利用時の許諾取りを丁寧にすること。「リポスト程度なら大丈夫」と思いがちですが、Web広告への流用は明確な許諾が必要。トラブル防止のため文書での同意を取る習慣を持ちましょう。

— Belle Work 取材ライター / 菊池 ゆり