電子契約の有効性

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電子契約の法的有効性

電子契約とは、紙とハンコの代わりに、電子データに電子署名・タイムスタンプを付与して取り交わす契約のことです。日本では2001年施行の「電子署名及び認証業務に関する法律」(電子署名法)により、本人の電子署名が付された電子契約書は、本人の意思に基づき作成された真正なものと推定されます(電子署名法3条)。さらに2022年の電子帳簿保存法改正で、電子契約書の保存ルールが明確化され、原則として電子データのまま保存することが認められました。法的効力は紙の契約書と完全に同等で、印紙税も不要になるため、コスト面でも紙の契約書より優れています。

クラウド型電子契約サービスの仕組み

クラウドサイン、freeeサイン、GMOサイン、DocuSignなどのクラウド型サービスは、当事者がメールで電子契約書を受け取り、画面上で同意ボタンを押すと電子署名が完了する仕組みです。サービス提供事業者がサーバー上で電子署名・タイムスタンプを付与する「立会人型電子署名」と呼ばれる方式で、本人が直接電子証明書を持っていなくても、メール認証ベースで法的に有効な契約締結が可能です。総務省・法務省の見解でも、メール認証+画面同意による立会人型電子署名は、電子署名法3条の真正性推定の要件を満たすと整理されています。

電子契約のメリットとデメリット

メリットは、①印紙税が不要(紙の契約書には収入印紙が必要、業務委託契約は1万円〜と高額)、②郵送・印刷コストがゼロ、③改ざん検出機能で偽造リスクが低い、④保管がデジタル化され紛失リスクなし、⑤検索性が高い、⑥スマホからも署名可能、です。一方デメリットは、①事業用資金借入・公的書類の一部では電子契約が認められない、②相手側が電子契約に慣れていない場合の説明負担、③インターネット環境必須、④長期保存(10年超)の安定性が制度として未成熟、などです。総合的には、メリットがデメリットを大きく上回ります。

女性のフリーランスが活用するポイント

フリーランスの女性が電子契約を使うメリットは大きく、特に①遠隔地クライアントとの即時契約、②印紙代・郵送代の節約、③契約書のクラウド一元管理、④フリーランス保護新法の「電磁的方法による条件明示」要件にも対応、という4点が重要です。クラウドサインは月3件まで無料、freeeサインも無料プランあり、GMOサインも個人プランがあり、初期コストはほぼゼロで始められます。注意点として、契約書ファイルは自分の手元にも必ずダウンロード保管しておくこと、サービス会社の倒産・サービス終了時に備えて、紙にプリントアウトした写しも作成しておくことを推奨します。

電子契約は、私が現場で「もっと早く女性フリーランスに広まってほしい」と思っているツールのナンバーワンです。15年前は、契約書を交わすには印鑑証明・郵送・割印・収入印紙と、最低でも数千円と1週間がかかる手続きでした。今はクラウドサインで5分。法的効力は紙と完全に同等で、改ざん検出機能まで付いています。とくに、業務委託契約書には1万円〜の印紙税がかかるので、電子契約に切り替えるだけで実費の節約になります。注意点は2つだけ。①ファイルは必ず自分のPC・クラウドにバックアップを取る(サービス会社が倒産したら閲覧不能になる可能性があるため)、②相手が「電子契約は不安」と渋った時は、「総務省・法務省の見解で紙と同等の効力です」と一言伝えれば大体納得してもらえます。デジタルツールは、立場の弱い側ほど積極的に使うべきです。あなたの時間と経費を守ってくれます。

— Belle Work 編集長 / 橘 美咲

✍️ 執筆:橘 美咲 / Belle Work 編集長|元女性誌編集者→ライブチャット代理店15年

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Synonyms:
デンシケイヤクノユウコウセイ

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