ページ表示速度改善
ページ速度がSEOに与える影響
ページ表示速度はGoogleの検索順位を決める要素のひとつで、特に2021年6月の「Page Experience Update」以降は、Core Web Vitals(コアウェブバイタル)と呼ばれる3指標が公式ランキング要素として組み込まれました。表示速度が遅いサイトは、①ユーザーの離脱率上昇(3秒で50%、5秒で90%が離脱)、②検索順位の低下、③コンバージョン率の悪化、④モバイルユーザーの不満、を招きます。Googleの調査では「ページ表示速度が1秒遅くなるとコンバージョン率が7%下がる」と報告されており、SEOだけでなく事業成果に直結する重要な指標です。
Core Web Vitalsの3指標
Core Web Vitalsの3つの指標は、①LCP(Largest Contentful Paint、最大コンテンツの表示時間):ページ内の最大要素(メインビジュアル等)が表示されるまでの時間、目標値2.5秒以内、②INP(Interaction to Next Paint、対話のレスポンス):クリック・タップへの応答速度、目標値200ms以内(2024年3月にFIDから置換)、③CLS(Cumulative Layout Shift、視覚的安定性):ページ表示中のレイアウトずれ、目標値0.1以下、です。これらをGoogleサーチコンソールの「ページエクスペリエンス」レポート、PageSpeed Insightsで定期的にチェックします。
表示速度改善の主要施策
表示速度を改善する主要施策は、①画像の最適化(WebP・AVIF形式、適切なサイズ、遅延読み込み)、②不要なJavaScript・CSSの削除、③ファイル圧縮(Gzip・Brotli)、④CDN(Content Delivery Network)の利用、⑤キャッシュの活用、⑥不要なプラグインの削除、⑦サーバーのアップグレード(共有→専用・VPS・マネージド)、⑧フォントの最適化、⑨サードパーティスクリプトの最適化(広告・解析タグの非同期化)、⑩テーマのスリム化、です。WordPressの場合、WP Rocket・W3 Total Cache・Autoptimizeなどのプラグインで多くの施策が一括対応可能です。
画像最適化の具体的なテクニック
画像はWebサイトの重さの50〜80%を占める最大要素のため、最も効果が高い改善施策です。具体的には、①WebP形式に変換(JPGより30〜50%軽量、WordPressプラグインEWWW Image Optimizerで自動変換)、②表示サイズに合わせてリサイズ(4K画像をそのまま使わない)、③遅延読み込み(lazy loading、画面外の画像は読み込まない)、④画像CDN(Cloudflare Images・Imgix)の利用、⑤背景画像の最適化、⑥SVG使用(アイコン類)、⑦Hero画像の優先読み込み(preload)、⑧自動圧縮ツール(TinyPNG・Squoosh)の活用、です。これらを徹底するだけでLCPが2〜3倍速くなることもあります。
— Belle Work 取材ライター / 菊池 ゆり




