エンゲージメント率

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エンゲージメント率とは

エンゲージメント率(Engagement Rate)は、SNS投稿が獲得した反応(いいね、コメント、シェア、保存、クリック)の数をフォロワー数または到達数で割ったパーセンテージで、SNS運用の質を最も端的に示す指標です。算出式は、①対フォロワー比:(いいね+コメント+シェア+保存)÷フォロワー数×100、②対リーチ比:(同)÷リーチ数×100、の2種類。広告主・PR代理店がインフルエンサーを評価する際には、この数字を最重視します。フォロワー数が多くてもエンゲージメント率が低いアカウント(例:購入フォロワーのいる垢)は、商業価値が低いと判断されます。

プラットフォーム別の目安

プラットフォーム別のエンゲージメント率の目安は、①Instagram:1〜3%が一般、3〜6%が良好、6%超は優良、②X(旧Twitter):0.5〜1.5%が一般、1.5%超で良好、③TikTok:5〜10%が一般、10%超は優良(短時間で多くの反応が集まる構造)、④YouTube:3〜10%、⑤LinkedIn:1〜2%、⑥Pinterest:0.5〜1%、です。フォロワー1万人未満のマイクロインフルエンサーのほうが、フォロワー10万超の大型アカウントより高いエンゲージメント率を出せる傾向があり、近年の広告主は「マイクロインフルエンサー戦略」を重視しています。

エンゲージメント率を上げる施策

エンゲージメント率を高めるための具体的な施策は、①保存したくなる「お役立ち情報」「保存版まとめ」を作成、②コメントを引き出す質問をキャプション最後に配置、③コメントには24時間以内に返信、④投稿時間をフォロワーのアクティブ帯に合わせる、⑤ストーリーズで投稿告知をしてリーチを補強、⑥インフルエンサー同士でコメントし合うコミュニティ参加、⑦DMで個別コミュニケーションを取り、リピート率を上げる、⑧縦型動画(リール・TikTok)の比率を増やす、です。とくに「コメント返信のスピードと量」は、Instagram・TikTokのアルゴリズムで強く評価される要素です。

測定と改善のサイクル

エンゲージメント率の測定・改善サイクルは、①プロアカウントに切替(無料)、②週1回・月1回でインサイトを確認(過去30日のリーチ・エンゲージメント・保存・シェアを集計)、③エンゲージメント率の高い投稿の共通要素を分析(テーマ・形式・投稿時間・キャプション構成)、④高パフォーマンス投稿の要素を次回投稿に反映、⑤低パフォーマンス投稿は原因分析(投稿時間・テーマミスマッチ・反応の取りにくいフォーマット)、⑥3か月単位で運用方針を再評価、です。データドリブンに改善するアカウントは、半年で2〜3倍のエンゲージメント率を達成できることがあります。

エンゲージメント率は、SNS運用で「数字に振り回されないための羅針盤」です。フォロワーが急に増える時期は気持ちが舞い上がりますが、その時こそエンゲージメント率を冷静にチェックしてください。私が取材したマイクロインフルエンサー(フォロワー5,000〜2万人)の方々で、企業案件を継続的に獲得している方は、ほぼ全員エンゲージメント率5%以上をキープしています。逆に、フォロワー10万人超でもエンゲージメント率1%未満のアカウントは、広告主から敬遠される傾向にあります。私のおすすめは、①プロアカウント切替(無料)でインサイトを毎週確認、②エンゲージメント率の高かった投稿を5本ピックアップして共通要素を抽出、③その要素を次回投稿に反映、④3か月後に再評価、のサイクル。とくに「保存数」と「シェア数」は、フォロワーが投稿に何らかの価値を感じた証拠なので、これが伸びるテーマを集中的に作っていくのが王道です。フォロワー数より質を追う時代に入りました。

— Belle Work 取材ライター / 菊池 ゆり

✍️ 執筆:菊池 ゆり / Belle Work 取材ライター|女性向けライフスタイル誌・キャリアメディア取材5年

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Synonyms:
エンゲージメントリツ

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